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ゆきまるのあしあと~石田彰さん語り~

声優石田彰さんのCDやアニメの感想を中心に掲載しているブログです。

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石田さんの個人的好きアニメについて語ってみる その12 

この記事は個人的な(しかもかなり偏った)嗜好をベースに、石田彰さんの好きアニメを取り上げて語っております。とても一般的なお勧めアニメとは言えないかもしれませんが、その点ご了承の上お読み下さい(汗)

※以下ネタばれ注意





  「僕じゃダメだよ

   だって、シスターケイトは僕を―――」





【クロノクルセイド 1話「シスターロゼット」】 2003年


●キャスト
ロゼット:川上とも子、クロノ:石田彰、レミントン:速水奨、シスターケイト:榊原良子、アズマリア:千葉紗子、ヨシュア:皆川純子 他

●ストーリー
悪魔祓いを生業とするマグダラ修道会のシスター、ロゼットと相棒のクロノ。
修道会一のお騒がせコンビである二人は、実は修道女と悪魔だった。
数年前、ロゼットの弟ヨシュアがクロノの宿敵、悪魔アイオーンに誘拐されるという事件が起こり、ロゼットはヨシュアを取り返すためにクロノとある契約を結んだのだった―――



クロノクルセイド、ついに取り上げることに(汗)
こないだ石田さんの子供声は純真さがよいよね、なんて記事書いたんですが、
いやいや、むしろ自分クロノみたいな方が好きだったんだよな、とちょっと思い出したので
今回取り上げることにしました(笑)

これはSEEDやスパイラルと並ぶ自分が石田さんにはまるきっかけになったアニメです。

2004年度のアニメージュのアニメグランプリ声優部門で石田さんが1位を取った時、
石田さんのインタビューの中でこのクロノクルセイドにも触れておりました。

石田さんはその時、こういう声に二面性のある役どころはとてもやりがいがあるし、
自分ならうまくやれるだろうと思っていたとおっしゃていたのをよく覚えています(笑)
声の二面性とは、普段の子供の姿のクロノと本来の悪魔の姿(大人の姿)のクロノとの声の使い分けのことで、
当時石田さんも大人低音声に自信を感じ始めていた頃だったのかもしれませんね。

で、とにかく子供クロノは本当にかわいらしい。
ただ声がかわいいというよりも、愛嬌があって、本当に石田さんらしい。

そして、大人クロノは当時はまだ珍しかった低い低音声。

このギャップ、確かにすごいです。

このアニメの後に、ぬらりひょんの福山さんとか
そのあたりも同じように声の使い分けをされていますが、
そのさきがけになっていたんではないでしょうか。

まあそんなこともあり、
クロノクルセイドというと、
どちらかというと声音の使い分けが
注目を集めてしまうところがあると思うのですが…

それはそれで本当に石田さんすごいなあと思いますが
自分のつぼは実はそこではありません(汗)

ぶっちゃけ、子供クロノの子供声はかなり好きです。
低音声はどちらかといえば、それほどでもない感じです。

ただ、どちらにも共通する要素として
クロノの台詞、ところどころに流れる何ともいえない「かげり」というか
自分の存在に対する「うしろめたさ」というか
それがもろつぼでした。

もちろん普段のクロノはすごくかいがいしい愛嬌のある少年です。
ロゼットに振り回されてるシーンのあきれた口調やため息とか
元気な川上さんと息のあったコントをしてるみたいで(笑)

特にこの1話はロゼットとクロノが腕のいい悪魔祓いでありながら
いつも騒動を起こしてしまうことが分かるような
ドタバタ劇が中心になっています。

そうなんですよね。
このアニメ、二人の(特にクロノの)抱える葛藤や悲しみが何であるのかを
なかなか視聴者に明かしてはくれません。

だから、1話ではクロノが悪魔であることも語られていません。

ヨシュアをめぐる物語、
ロゼット、ヨシュア、クロノの出会い。
ロゼットとクロノが契約し、クロノが悪魔の力を使うごとにロゼットの寿命が削られていくこと。
そして、二人はアイオーンを倒しヨシュアを救い出すために
その力を使おうと決めていること。

それも中盤はまでは語られません。

さらに、クロノがロゼットに出会う前、
かつて仲間であったアイオーンと何があったのか、
クロノにとってマグダレーナという女性は一体どのような存在だったのか―――

それはさらに終盤まで語られません。

けれど、そうしたクロノとロゼットをめぐる
過酷な過去と運命が
元気に大騒ぎする二人の姿の中で
ちらりちらりと表現されていて
それが訳も分からないのですがどきりとします。

割と、男性が「かげり」みたいなのを表現すると
ちょっときざになりがちというか
そういうつもりなくても、何か格好つけてるように聴こえちゃったりするんですが
石田さんの「かげり」の表現って
本当に心臓をぎゅっとされるような切なさがあるんですよね。

前の記事で石田さんの子供声は純真無垢さがよく表現されているということを書かせていただきましたが、
確かにかわいい声の時はそういう白い役が多いですよね。

ただ、このクロノはちょっと違うんです。
同じかわいい声ではありますが、その中に悲しいまでのけなげさとでもいいましょうか。
何ともいえない「うしろめたさ」みたいなものが潜んでいて。
自分はこの「うしろめたさ」の表現が石田さんってすごくうまいなあと思うし、
むしろ真っ白なかわいい口調よりも、自分は断然クロノの口調が大好きだったりします。

で、この1話。
このコメディタッチの1話の中にもそうした石田さんの演技が垣間見れるシーンが
いくつか挿入されていまして。

特に1話の冒頭。
仕事の帰り車の中で眠っているロゼットとクロノに修道会から電話がかかってきます。
クロノが最初に気付いて眠そうに

「うんん…」

ってつぶやく声のかわいさ。
ここでしっかりクロノの声のかわいさを見せ付けてくれて(笑)
そして、眠っているロゼットに向けるやさしい目と口調。

「ロゼット、ロゼット。
 起きて、電話だよ」

「クロノ、出てぇ…」

寝ぼけたままのロゼットの言葉にふいにクロノの瞳がかげります。


 「うん…僕じゃダメだよ
  だって、シスターケイトは僕を―――」



そのクロノの声にはっとしてロゼットはあわてて電話を取るというシーン。
この1シーン、すごく印象的です。

かわいらしくかいがいしいクロノの中にふいに宿るかげり。

自分が悪魔であることへの負い目。
大切なロゼットや人間たちに対して
自分がただ存在するだけで感じている負い目。

クロノがたどってきた壮絶な過去を知れば
その負い目の意味が理解できるのですが、
それはこの時点ではそうした経緯はまったく分からない訳です。

でも、石田さんの明るい声からかげりのある声への変化の中に
それがしっかりと感じられて、
1話冒頭から一気にクロノというキャラに引き込まれました。

そうしたシーンは1話の中にもう1回出てきます。

悪魔退治が終わって帰ってきた修道院の食堂。
スープを飲むクロノが手に包帯を巻いている。
それは、悪魔退治の時に使った聖水が手にかかって
悪魔であるクロノをも傷ついてしまったんですね。
それに気付いたロゼットが


  「あんた、それ…さっきの聖水で―――」

  「お陰であいつを倒せただろ」



気遣うロゼットにわざと明るい口調で返すクロノ。
一瞬沈黙するロゼット。
それから、ロゼットは静かに小さくつぶやきます。


  「ありがと…」

  「だって、僕たちは―――」



そう言いかけて、クロノはじっとロゼットの胸の時計を見つめる―――

この最後の二人のやりとり…!
本当に間の取り方とか口調とか。
川上さんも石田さんも最高なんですよ。

実はロゼットが胸に下げている時計は、ロゼットの残りの寿命を計る時計です。

角を失ってしまったクロノが悪魔の力を使うためには、引き換えに契約者(人間)の寿命が必要になる。
クロノの力でアイオーンを倒すために、ロゼットはクロノに契約を申し出て、
クロノはロゼットと契約を結んだのです。

まさに。
二人はロゼットの残りの寿命をかたに
ヨシュアを助け出そうと決めている。

それは相当な覚悟の上での決断でしょう。

クロノにとってはヨシュアと同じぐらいロゼットも大切なわけで
それでも、ロゼットの望みを叶えるために
クロノはロゼットの命を引き換えとする契約を結んだわけです。

アイオーンからヨシュアが開放されることは
ロゼットの願いであると同時にクロノの願いでもあります。
しかし、二人の願いが成就する時、
それは同時にロゼットが死を迎える時でもあるのです。

そして、またそれは。
クロノにとってはもっともつらい記憶、
マグダレーナの悲劇の再現でもあるわけです。


  「だって、僕たちは―――」


このクロノの台詞に込められた感情はとうてい一言では言い表せないでしょう。
僕たちは何だと言いたかったのか。
そして、二人の複雑な絆、
その絆を結んだことに対するクロノの様々な思い―――
覚悟、後悔、悲しみetc.

声は子供のようにかわいらしい声なのに、
永い永い時を生き過酷な運命に翻弄さてきた故の様々な感情がこめられた深い深い口調。
何とも哀切な心を打つ表現です。

また、過去の経緯などまったく分からない段階なのに
二人の間には複雑な悲しい何かがあると
視聴者に確信させる石田さんと川上さんの演技、最高です。

どちらかといえば、二人のドタバタ元気シーンが多い1話なのですが、
その中に物語の核心部分、
クロノの抱える複雑で切ない思いが垣間見える話となっていて
石田さんの演技に一気に引き込まれた1話でした。



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2012/04/06 Fri. 02:21 [edit]

category: 石田彰さん作品レビュー

cm 2  tb 1 

コメント

石田さん凄いと思います。\(^ω^)/

こんにちは。石田彰さんについて語りたくて彷徨っていたら通りすがりの雪掻き大好きな私がやって来ました。雪掻き三時間ぶっ続けて寧ろ怒られた事が有ります!(・ω・)+キリッ
私はクロノクルセイドは知らないですけど、忍たまの綾部喜八郎が好きで、そこからBASARAの半兵衛やエヴァのカヲルとか好きになりました。今度クロノクルセイドも見付けたら観てみようと思います。

私は石田さんじゃないと忍たまの綾部やエヴァのカヲル諸々絶対演じられないと思います。忍たまの綾部観たらそう思う様になりました。
石田さん演じる綾部喜八郎ってキャラは、原作とアニメで別人みたいになったキャラの一人なんですよね。忍たまは初期なんか特に混沌としていて、デザインすら違ったり、急に消えたキャラまで居ましたし。
綾部は原作だと不思議ちゃんで表情もあまり変わらず、落ち着いた感じが有って、猫みたいなイメージが強くて。でもアニメに登場したら、「誰?!」って思う位陽気な性格で、表情も豊かで、どちらかというと狐みたいなイメージが有ったんですよ。だからアニメだとしばらくは陽気な綾部が主流で、石田さんも多分エヴァのカヲルが子供っぽく元気になった様な感じで演じていたと思います。
しかし、NHKは段々原作に寄せようとしているみたいで、陽気な綾部と落ち着いた綾部が混同しているんですよね。決め台詞の「大成功~」も、陽気な時と落ち着いている時とで、音程も調子も発声の仕方も違うし。
以前友人から、「石田さんは忍たまで双子を演じているのではないかと錯覚してしまう」と話されました。そしたら私自身が双子なので、友人から「きっと二人がアニメに出たらあんな感じだよね」とか言われました。本当に双子キャラなら随分楽でしょう、姿は同じでも別人ですから、変化もはっきり付ける事が出来ますし。私や妹だって性格は違うとよく言われます。
でも綾部は一人です。最近は特に、急に陽気になったりするのでなるべく不自然にならない様に、落ち着いている時と陽気な時と足してニで割った感じに演じなければいけません。だから結構大変だろうなと思うのですが、あの多重人格化した不思議ちゃん(13)を演じられるのは石田さん位だと思います。あれを演じる石田さんは凄いですよ。
エヴァのカヲルが異常とも言える人気を誇るのも、そのキャラの人気は勿論ですが、石田さん演じてこそだろうと思います。石田さんでなければあの不思議少年キャラをファンが満足するキャラには出来なかったと思います。

最近は石田さんの声にはまり過ぎて、歌が聴きたいと思って探したのですが、あまり石田さんって歌は出してないんですよね。誰だあの美声を下手と言って歌を止めさせた輩は。
でもそしたら石田さんそっくりな声で歌う、ニコニコ歌手言わば歌い手さんを見付けまして。忍たまの綾部観た直後に何となく聴いたら「あれ?」ってなりました…。
その歌い手さん、じゃっくって人なんですが、やっぱり声が石田さんに似てると言われているみたいで、「歌う石田」とか呼ばれていました。でも私的には、似てるけども歌い方はやっぱり違うし、石田さんの歌もじゃっくさんの歌も好きです。石田さんもっと歌っていいのよ。(;ω;)

じゃっくさんは歌が凄く上手な人なので、聴いて損は無いと思います。石田さんを知っている人なら聴いてみると更に面白いと思いますよ!声が似ているので。石田さんが少年の声を演じた時の声に似ています。
個人的には「千年の独奏家」がお勧めです。ぜひ聴いてみて下さい!(*^ω^*)

雪掻き小僧 #- | URL
2012/04/08 14:38 | edit

Re: 石田さん凄いと思います。\(^ω^)/

雪掻き小僧さま

コメントありがとうございました。

忍たまの綾部ですか~
原作は知らないのですが、
自分は何となく綾部の印象としては不思議ちゃんな印象が強いです。
初期は陽気な感じでしたでしょうか?
でも、今は不思議ちゃんなところが石田さんに合っているような気がしてます。

確かに忍たまって作品の雰囲気が最初の頃と変わってきてるようですね。

ゆきまる #- | URL
2012/04/12 16:14 | edit

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まとめteみた.【石田さんの個人的好きアニメについて語ってみる その12】

この記事は個人的な(しかもかなり偏った)嗜好をベースに、石田彰さんの好きアニメを取り上げて語ってても一般的なお勧めアニメとは言えないかもしれませんが、その点ご了承の上お読み下さい(汗)※以下ネタばれ注意「僕じゃダメだよだって、シスターケイトは僕を―――...

まとめwoネタ速suru | 2012/04/06 13:46

2019-01
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