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ゆきまるのあしあと~石田彰さん語り~

声優石田彰さんのCDやアニメの感想を中心に掲載しているブログです。

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石田彰さんの個人的好きアニメについて語ってみる その11 

この記事は個人的な(しかもかなり偏った)嗜好をベースに、石田彰さんの好きアニメを取り上げて語っております。とても一般的なお勧めアニメとは言えないかもしれませんが、その点ご了承の上お読み下さい(汗)

※以下ネタばれ注意





  「教えてくれ
   俺たちは何故生まれてきたのか―――」





スパイラル 推理の絆 22話「仮面の告白」】 2002年


●キャスト
鳴海歩:鈴村健一、結崎ひよの:浅野真澄、アイズ・ラザフォード:石田彰、浅月香介:草尾毅、竹内理緒:堀江由衣、カノン・ヒルベルト:野島健児 他



前回も書きましたが、
実はこの22話にはSEED31話に続く石田さんにはまったシーンがありまして(汗)
そちらをぜひご紹介したいです。


○ アイズが迷いを捨てる回

兄へのコンプレックスからいつまでもうじうじしている歩を
信じていいものか
いまだ迷いが捨てきれないアイズ。

歩を信じる道を行くことは
唯一心を許した幼馴染カノンとの決別をも意味をしています。
いくつかの戦いの中で、理緒や香介は歩を信じ始めていても
アイズの中にはまだ迷いがある。

そんな中、カノンが来日。
アイズはカノンが自分たちの敵となる可能性があることを
理緒や香介には告げられずにいます。

そして、理緒や香介たちは
まんまとカノンの罠にひっかかり
危うく命を落としそうに。

そんなことも知らずに
カノンから返事を迫られたアイズは
ついにカノンに決別を告げるのです。

感情的にはカノンと分かれたくはないアイズなのですが、
カノンの選んだ道をどうしても進めない。
そんな決意を固める回になっています。


○ 仲間への限りない愛情と…

カノンから理緒たちが危機に瀕していることを知ったアイズは
彼らを救うために駆けつけます。
そこには、今にも命を落とす寸前の理緒たちの姿が。

そうして、思わず倒れこんだアイズが理緒に言う台詞。


 「立てるか?」


理緒に手を差し出すアイズ。
そのアイズの表情に何かを感じ取る理緒。


 「うん。ありがとう、アイズくん」


これだけの台詞のこのなんでもないシーン。
見ていてすごく引き込まれました。
特に、この石田さんの「立てるか?」の一言。
泣きそうになるぐらい胸に迫る一言でした。

誰よりも大切なカノンと決別し
自分の運命を切り開くことを決めたアイズ。
そこにはいろんな葛藤とかつらさとかがあったはず。
それでも、アイズは同じ信じる道を行く仲間、
理緒や香介たちと共に生きることを選んだ
これがまさにその瞬間なのだと思います。
そして、それは理緒がアイズの顔から無言で感じ取った何かでもあるのでしょう。

無事だった理緒たちに対する
心からの愛情と安堵。
カノンこそ彼らの命を奪おうとした張本人であることを語れないまま
そうした心の葛藤すべてを振り払って
選んだ仲間たちへの泣きたくなるような切ない思い。
そうしたものすべてが
この「立てるか?」の一言に込められていたような気がします。
本当に何気ない台詞なのに…
いろんな伝わるすごい一言でした。


○ アイズの乾いた瞳に涙が…

さらに理緒たちを救出したアイズの前に
ハンターが現れ、アイズたちを殺そうとするのですが。

その後、このハンターの
ブレードチルドレンへの憎悪のすさまじさが
描かれていきます。

「死神は君たちだ」

「君たちに救いはない。
 他人を救うことも、自分を救うこともできはしない」

「呪われた子供たちよ。忌まわしき運命と共に闇に返れ」

自分たちが呪われた忌むべき存在であることを
嫌というほど見せつけられ
それでも、自分たちの未来を信じたいと願う
ブレードチルドレンの一人ひとりが
本当に悲しいです。

なのに、ビルから堕ちそうになったハンターは
ブレードチルドレンたちの助けを自ら拒み死を選びます。
そして、いまわの際に
カノンの裏切りを告げる―――
アイズはもちろん知っていたわけですが
理緒たちはそのことを知らなかった。

それまで、どんなつらい状況でも
希望を失わず前を向いてきた理緒たちも
カノンの裏切りには大きな衝撃を受けます。

できることなら。
アイズはカノンの裏切りを理緒たちに知らせたくはなかったのでしょう。
絶望させることが分かっているから。
自分の胸にしまっておきたかった。
けれど、カノンの裏切りをこんな形で理緒たちに知られてしまったことは
ハンターのブレードチルドレンに対する憎悪の深さとともに
アイズの心を深くえぐったに違いありません。

やがて、その場にやってきた歩に
アイズは語りかける。


 「鳴海歩、教えてくれ
  俺たちは何故生まれたのか

  教えてくれ
  俺たちが生きている意味を―――」



そして、その言葉の後に、
暗闇の中に雫が一滴堕ちる映像が映ります。
もちろん、これに説明はないのですが。
これはたぶんアイズのこぼした一滴の涙なのでしょう。

カノンが代わりに泣いてくれれば
自分は泣かなくても大丈夫だと言ったアイズ。

そのカノンとの決別を決め
歩を信じ、仲間を信じて
選んだ道はそれでも険しく厳しくて。
さらに今まで誰にもいえなかったカノンの裏切りを面と告げられ
その絶望の大きさをかみ締め
本当に自分たちが救われることはあるのか
本当に歩が救ってくれるのか。

絶望にとらわれそうになりながら
それでも、歩を信じようと
信じたいと決めたアイズは
すがるように歩に問いかけ
そうして、初めて涙をこぼすのです―――

ラストの歩への台詞も、
そうした思いがすべて詰まっていて
何か聴いててもう泣きそうになりました。

そして、これまで
何事にも冷静で誰も頼らないアイズが
その仮面を脱ぎ捨てて
誰かにすがりたい弱い自分をさらけ出した台詞でもあるのですね。

とういわけで。
個人的に理緒への一言と
このラストの歩への何かにすがるように向けられた問いかけが
本当に衝撃的なお芝居で。
これはアスランとか関係なく
石田さんファンになるしかない!と意識した瞬間でした。

もともとアイズというキャラ自体
淡々としたしゃべりというか
口数も少ないクールなキャラなので
こういう複雑な心境を表現するのは
とっても難しかったと思いますが
石田さんはたったの一言でも
すごい感情が伝わってくるキラーパス的な台詞をがんがん入れてくるので
本当にこのアイズというキャラクターがとても魅力的に生かされていたのではないかと思います。



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2011/04/13 Wed. 00:12 [edit]

category: 石田彰さん作品レビュー

tag: 石田彰  アニメ  スパイラル 
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