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ゆきまるのあしあと~石田彰さん語り~

声優石田彰さんのCDやアニメの感想を中心に掲載しているブログです。

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石田彰さんの個人的好きアニメについて~ その9 つづき 

ガラスの艦隊」11話のレビューのつづきですが。
ここから先は何となく感じたことをつらつら書いてます(汗)

で、11話のこのシーンについて。
初見の時は割とそんな感じで
あまり深く考えず引き込まれた感強かったんですけど。

ラストまで見てもう一度見返してみると、
ヴェッティのいろんな面が実は垣間見れる奥深いシーンだなあと思いました。

レイチェルの言葉を借りれば汚らわしいの一言でしかない
ヴェッティの生い立ちな訳ですが、
ヴェッティの口調からはむしろ卑屈さはちっとも感じないと前回書きましたが。

それを潔さというか、
すでに動かされるような感情すら枯渇した境地とも取れるのですが、
そうした生い立ちを通してさえ
汚せないヴェッティの気高さ的なものを実は表現されていたのかもしれません。

なぜならば。
後に明かされるのですが、
実はヴェッティもまたクレオと同じ王家の血筋を引く高貴な存在だったからです。

しかし、クレオと違いヴェッティは自分が王の息子であることを知りません。
クレオのように両親の死後、重臣に育てられることもなく
明確な生きる目的も、王家の遺産であるガラスの戦艦もない。

幼いうちに戦災孤児となり
養父母からまともな愛情すら与えられなかった
そして、その生い立ちを不幸と実感すらできていない。

だからこそ
ヴェッティは自分の心の空虚さを埋めるすべを知らず、
何もかも手に入れてさえも埋まらないうつろを心の中に抱えています。

ラルフの盲目的な愛も
真となったレイチェルの愛も
せっかく手に入れたミシェルでさえも
ヴェッティの心のうつろを満たすことはできなかったわけです。

ラルフやレイチェルの愛情すら受け入れられず
結果的にその愛情を歪ませてしまうあたり
本当に救いようのない悲しい人だなあと思いますね。

そうして、ヴェッティは唯一自分を熱くさせる
クレオにのみ生きる目的を見出していくわけですが…

最初見た時、ヴェッティが宇宙を統一して手に入る古代のテクノロジーを欲していた理由が
自分の不治の病を治し生きながらえるためだと分かった時
とっても小さい男だなあとがっくりきた記憶があるのですが、
こうしてあらためて見てみると
ヴェッティはその生い立ち故に、誰かのために、何かのために
生きる目的を見出すことすらできない不幸な存在だったのかもしれないと思いました。

ちなみに、何よりひどいなあと思ったのは。
テレビ未放送のエピソードで
クレオとヴェッティの両親の話があったのですが、
クーデターの際、王妃がいまわのきわに
王の無二の友であり、自分がかつて愛した男、
エッカルドにクレオだけを託すというシーン。
どんな理由かは分かりませんが
何故クレオだけ託して、ヴェッティは放置だったのか…
これはあまりにもひどすぎます…

最後の方でギルティに自分が王家の忘れ形見であることを告げられ

「これが宿命(さだめ)と言うのなら、
 私のたどった運命は何だ―――!」

と叫ぶヴェッティが痛々しい…
それに対して、ギルティがクレオも同じだと言いますが…
どう考えても同じじゃないでしょっ!
と突っ込まざるえませんでしたね(汗)
もう母親のこの仕打ちだけで
とても同じだとは言いがたいです。

結局。
同じ王家の王子、兄弟でありながら
最初から何もかも持っていたクレオと
何も持たずにひたすらに何かを欲していたヴェッティ。

そうしたことを考えると
ラストとのとんでも結末とか、クレオの選択とか
少し理解できるかもと思えてきました。

ただやっぱり惜しむらくは
後半もう少しでいいから丁寧にストーリーを作り上げてほしかったです…




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2011/03/28 Mon. 00:09 [edit]

category: 石田彰さん作品レビュー

tag: 石田彰  ガラスの艦隊 
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