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ゆきまるのあしあと~石田彰さん語り~

声優石田彰さんのCDやアニメの感想を中心に掲載しているブログです。

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石田彰さんの個人的好きCDについて語ってみる その10 

この記事は個人的な(しかもかなり偏った)嗜好をベースに、石田彰さんの好きCDを取り上げて語っております。とても一般的なお勧めCDとは言えないかもしれませんが、その点ご了承の上お読み下さい(汗)

※以下ネタばれ注意




  「…どうして
   どうして、オレたち…
   こんな風になっちゃたのかな…」




SAMURAI DEEPER KYO 陰陽殿への扉編 第参巻「天翔麒麟」】 2006年

●キャスト
鬼眼の狂:小西克幸 猿飛サスケ:石田彰 小太郎:陶山章央 阿国:かかずゆみ 他

●ストーリー
陰陽殿への道を急ぐサスケと阿国。
二人の前に十二神将マコラが行く手を塞ぐ。
マコラはかつて樹海でサスケと共に暮らしていた小太郎であり、小太郎は自分を殺そうとしたサスケを憎んでいたのだった。


SAMURAI DEEPER KYO 陰陽殿への扉編」は原作マンガの22巻から25巻をCDドラマ化したものです。
陰陽殿への4つの道を分かれて進む狂たち一行。
それぞれの道行きでの十二神将たちとの対決が描かれているのですが、
この3巻はサスケとサスケのかつての友、小太郎との戦いが収録されています。

たぶんこれは長いこの漫画の中でサスケ一番の見せ場回です。
幼い頃、樹海で二人きりで暮らしていたサスケと小太郎。
二人は親指につけた友情の証に、ずっと一緒にいようと互いに誓いを立てます。
しかし、そんなある日、自分を突然襲ってきた小太郎にサスケは刃を向けてしまい、
その後小太郎が死んだと思ったサスケは幸村と共に樹海を去るわけです。

この幸村との出会いや樹海を去るエピソードはアニメ版とは違います。
どちらが好きかと言われれば、単純にそこだけとれば
実はアニメ版の方が好きなのですが、
小太郎とのエピソードにつながるという意味では、原作のこのエピソードも捨てがたいですね。

で、小太郎と別れたサスケは樹海を去ってしまうわけですが、
実は生きていた小太郎は自分がサスケを襲ったという記憶がなく
むしろサスケに殺されそうになったと勘違いして
サスケを憎み、復讐を誓うわけです。

はっきりいうと小太郎は勘違いからサスケを憎んで殺そうとしてるんですけど、
サスケは先に小太郎が襲ってきたことを決して語らず、一言も言い訳しないんです。
どんな理由があろうと親友である小太郎に刃を向けてしまった自分が許せず、憎まれて仕方ないって思ってる。
うん、もう泣ける子だね。
でも、そんな素振り全然見せず、悲しげに小太郎の憎しみを受ける小さな姿は本当に切ないです。

そして、どんなに小太郎に攻撃されても
最初サスケは小太郎に反撃しようとしません。


 「…どうして
  どうして、オレたち…
  こんな風になっちゃたのかな…」

 「オレ、樹海が大っ嫌いだった。
  血の臭い…死体の腐った臭い…
  バケモノどもの叫び声…(中略)

  でも…小太郎―――
  お前と一緒ならいつも楽しくて…
  あの死の森にずっといてもいいかなって
  本当に思ってたんだ…」



あ~もう、石田さんの独白絶品。
できることなら戦いたくない、昔の二人に戻りたい。
どうして―――と切々と語る口調に、昔を懐かしみ愛惜し
取り戻せない悲しさがひしひしと伝わってきます。

それでも、仲間たちのために刀を抜くサスケ。
壮絶な戦いの末サスケが勝り、最後のとどめの一撃を振り下ろそうとするのですが―――
最後の最後で、サスケは小太郎を殺せないんですね。
振り上げた刀を地面に落としてつぶやくサスケ―――


 「できないよ…できない…
  どんなことがあったって
  お前を殺すなんてこと
  オレにはできないよ―――!」



切なげなつぶやきから最後の絶叫まで
石田節全開ですね(笑)
ああ、もう石田さんの独特の口調や声の響きが大好きです。
これはシチュエーションも相まって本当に胸を打ちます…

その後、二人の戦いに介入してきた十二神将インダラの口から
幼い頃、インダラの術によって操られた小太郎がサスケを殺そうとしたことが判明します。
実は先に裏切っていたのは自分の方だと知り
呆然とする小太郎。
彼の耳に聞こえてくるのは―――


 「よかった…
  やっぱり小太郎がオレを殺そうとしたんじゃなかったんだ…
  あんなの…本心じゃなかったんだ
  よかった…
  …よかった…」



サスケが何か今にも泣きそうな口調で「よかった…」ってつぶやくんですよ。
誤解されていたこととか、誤解が解けたこととか。
そんなことじゃなくて、
小太郎が自分を襲おうとしたことが嘘だったって、ただその事実に泣きそうになるサスケ。
何度も繰り返される「よかった…」もひとつひとつ演じ分けていてさすが。
最後の「よかった…」ってつぶやきがめちゃくちゃ感情こもってて。
本当に本当にサスケは小太郎のことを大切な友達だと信じていたかったんだなあっていうのが伝わってくる一言です。

ちなみに、幸村がサスケのこと「強いけど、不器用な子だから」と言うシーンがありますが
本当に不器用で痛々しい。
たった一言、それは誤解なんだって説明することもできず。
それでも、ひたすら小太郎を信じてて。

最終的には、小太郎はインダラの攻撃からサスケをかばって命を落とします。
友情の証の親指を見せて、ずっと一緒だって約束したじゃないかと言い残して…
サスケの手の中から消えていってしまうのです。
(小太郎は樹海の住人、壬生につくられし者なので、死んだら灰みたいのになって身体は消えちゃうんです)
サスケの手から小太郎の体が塵となって消えていくシーンは
すごく悲しくてきれいで、名シーンですね。

そして、サスケはこの戦いの中で何度も泣きそうな顔を見せるけど
決して泣かないんですよね。
このラストのシーンも。
石田さんの泣きの一歩の手前の芝居が…
本当にお勧めです(とういか、自分大好きです)


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2010/07/23 Fri. 02:39 [edit]

category: 石田彰さん作品レビュー

tag: 石田彰  CDドラマ  レビュー  SAMURAI  DEEPER  KYO 
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